2013年12月09日

最大級に



 後詰め(ゴズメ)というのは、日本の昔の戦争に於ける専門語であって、それは、Aという国がBという国を征せめる時、Cという友邦に向い、
「どうぞ兵を出して、私たちの軍隊の後衛をして下さい」
 と申しやる。
「よろしい」と云って、C国がA国軍を助ける意味で兵を出した時、その兵を後詰めという。
 その後詰めの兵は、ただ出兵して、ぼんやりしているのではなく、同盟軍のA国兵が不利の時には、勿論合戦に加わって力戦するのである。
 秀吉が高松城を水攻めにした時、薩摩の島津が高松城を救おうとし、出兵し、水に遮られてどうにも救うことが出来なかったが、しかしこの時の島津の兵は後詰めの兵なのである。又、尼子氏の上月城を毛利の兵が攻めた時、秀吉が上月城を助けようとして出兵した、それも後詰めの兵なのである。
 ところで、現在行われつつある欧洲大戦で、英国が、
「わしらの国が味方をするからドイツと戦いなさい、大丈夫勝ちますよ」
 とすすめて、ノールエイだのベルギイだの、ポーランドだのチェックだの、オランダだの、フランスだの、ユゴだのギリシャだの出兵したのも、ニューバランス 574後詰めの兵なのである。
 但ただし、これは、英国の方から、それらの国々へ、押売りをした後詰めの兵で、頼まれたから、義侠心で出した後詰めの兵ではない。だから、それらの国々が負けはじめると、そりゃこそ、とばかり、マラソン競争のような勇敢さで撤兵し、あたらしく又、後詰めの兵を押売りして、その国を地図の上から消し、そうして、その都度いくらかでもドイツの兵と物資とを消モーさせようと、キョロキョロあたりをネメ廻わす。
 およそ、世界に歴史あって以来、アングロサクソンの後詰めの兵ほど薄ッ気味のわるい、悪質の狡猾な戦略というものはない。
 兵こそ出さないが、重慶政権に対する英国のやり口が、後詰めの兵と同じである。
「わしらの国が附いている、武器でも食糧でも金でもドンドン送おくる、頑強に抗日をつづけなさいよ」
 と云って、ビルマルートを閉じたり、開けたりカー大使を自動車でマゴマゴさせたり、香港と重慶との空を飛行機を行ったり来させたりする。
 ところが、この頃は、英本土が、ドイツのためにあぶなくなったところから、
「わしらの方はもうアカン、そこで亜米利加アメリカへ肩代りじゃ」
 と、どうやら冷淡の素振りを見せはじめた。
 後詰めの兵を、そろそろ繰引きに引き出したと同じである。
 目下、最大級に、英国の http://www.newbalancejptop.com/、その後詰め戦術に引っかかっているのが米国である。
 ドンキホーテ、アンクルトムは、自由主義というイスラエリズムをお題目にして、
「英国がドイツに負けたら、同じ自由主義国の我米国もあぶない」
 とばかり、今度は米国の方から、英国を後詰めしている。
 しかし、これは、老獪英国がもう後詰めの手で、自国防衛が出来なくなったので、その手をさえ、たくみに米国へ肩代りさせたまでで、カラクリの糸のあやつり主は、依然として英国なのである。
posted by wanerbener at 16:52| Comment(0) | 日記 | 更新情報をチェックする

単なる科学小説



 H?G?ウエルスは、現代英国の文豪というよりも、世界の文豪であることは、周知のことであり、その彼の科学小説が、単なる科学小説にとどまらず、宇宙の将来を予言している「予言文学」であることも、周知のことである。
 僕は、コーナンドイルの探偵小説と、イブセンの戯曲と、ウエルスの科学小説――この三つだけは、全部読んでいる。
 そこで、此処ここでは、ウエルスの科学小説のことについて、ほんの寸感を洩らすことにするが彼の『火星人の来襲』の一篇を諸君よしっかりと肚をしめて読んでみたまえ。
 それは、現在、独逸ドイツが試みて成功を納めつつある「火焔砲」なるものを、ウエルスは、その『火星人の来襲』という小説に於て、二十数年前に百倍千倍にもして予言しているからである。
 その小説の筋のあらましは、一人の火星人が、地球へ降りて来て、殺人光線放射器を使い、世界中――地球全部を征服するというのである。ニューバランス ランニングシューズ
 不幸にしてこの火星から地球へ天下った生物は地球の気候や温度の研究におろそかだったため、細菌に食われて死んで了い地球征服は不成功に終ったのである。
 ここで注意すべきことは、火星人の持って来たような、あんな発達した殺人光線放射器が発明されたら、まったく、一人で地球を征服することが出来ることである。軍隊も、政治家も外交官も必要なくなることである。
 ところで、今度の欧洲戦争でドイツ軍は、火焔砲なる新武器を用いて、ずいぶん凄い効果をあげているらしい。
 その火焔砲は、勿論、殺人光線放射器ではなくて、単に、強烈の火焔を筒口から放射して、人間や鋼鉄やペトン等を焼きとろかすだけのものであるらしくウエルスが頭脳で創造した火星人の殺人光線放射器とは、比較すべくもない低い程度の新兵器ではある。
 しかし僕の思うところでは、ドイツの科学者は、この火焔砲発明あたりから発足して、そのうちには、おそるべき、殺人光線放射器を発明しはしまいかということである。
 まったく、ドイツの火焔砲はウエルスが頭脳の中で創造した殺人光線放射器に可成かなり似ているのである。
 数十年の過去に於て、飛行機や潜水艦の、今日の発達を、幾人予想したろうか?
 ところが、文学方面に於ては飛行機や潜水艦の今日の発達をちゃんと予想して、小説に書いているのである。仏蘭西フランスのユール?ベルヌの諸作など夫れであり、日本の押川春浪の諸作も、程度こそ幼稚ではあるが、矢張やはり夫れである。 http://www.newbalancejptop.com/
 文学の或るものは予言の書といってよい。
 そうして、文学に於て予言されたことは、後年、九分九厘迄具体化されている。
 では、ウエルスの予言小説『火星人の来襲』の中に書かれてある殺人光線放射器が、やがて発明されないと誰がいい得よう。
posted by wanerbener at 16:51| Comment(0) | 日記 | 更新情報をチェックする
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